「トップガン マーヴェリック」や「ロッキーVSドラゴ」で号泣している方々は今作でもノスタルジーにぶん殴られると思います。
「クレヨンしんちゃん モーレツ大人帝国の逆襲」を引くまでもなくノスタルジーこそが最強の武器ですね。
かくいう僕も1986年に小学5年生というピンポイント爆撃に完全にヤラレテしまいました。
舞台が田舎すぎるためか自分の体感の5〜10年前くらいには見えます。
しかし劇中の奴らと同じくキン消しにハマり、夏休みは毎日朝から外を走り回っていました。
斉藤由貴ではなくナンノ好きでしたが…
ファミコンの影も形も無いのには違和感はありますが、貧しめな感じでしたしね。
少年たちの一夏の冒険、友情と成長を描いています。
ベタなんです。ベッタベタなんです。
しかしスナイパーの様にピンポイントで撃ち抜かれる世代としては号泣必死です。
主役の2人が最高にいい。
この昭和感満載の面構えが最高です。
久ちゃんを演じる番家一路のサッカーの久保建英似の昭和顔が特にイイ。
そして小道具やセットを超えて昭和という時代に説得力を出せているのは竹原ピストルのお陰でしょう。
特別なファンタジーや奇跡が起きない現実的な着地が素晴らしいです。
しかし30年ぶりに会っても友達と言える存在というのは紛れもなく奇跡なのです。