教祖ちゃん

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスの教祖ちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

カオスの加速からの展開がめちゃくちゃ気持ちがいい傑作。多様性とマルチバースを巡る物語。
冒頭から北京語、英語、広東語と言語が入り乱れ、家族という枠の中でも年齢差、価値観の多様性が展開されて目まぐるしい。更にそこにマルチバースという要素が加わり混乱が加速する。軸は単純なものの「突拍子のない行動をしてジャンプした遠い世界の自分の能力をおろす」という行動さえカオスと化す物凄い展開に。バトルシーンはもはや誰も見たことのない場面のオンパレード。すごい。普通のカンフー戦闘も見応えあるのに、物理法則無視で次々と並行世界を部分展開して相手をいなしていく発想が面白すぎる。
そしてここまでの話をシンプルに家族の愛の物語へと昇華させていくあたりもほんと面白い。大傑作。
教祖ちゃん

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