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生きる LIVINGのTSのネタバレレビュー・内容・結末

生きる LIVING(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

まさにある一人の人間が最期の瞬間まで「生きる」ことを描いた映画であり、私たちに「生きる」ということを考えさせてくれる作品。
余命を知らされたウィリアムズは、いつからか人生を楽しむことを忘れていたことに気づき、このままでは死ねないと模索する。
その先で彼が最後にやろうと決めたこととは、そして彼のいなくなった世界に何を残したのか。

余命を知らされた後のウィリアムズの悲しみや孤独がひしひしと伝わる表情が印象的だった。
憧れた仕事についても、いつからか単調な毎日に死んだように生きるようになってしまうことって、共感できる人がたくさんいるんじゃないかな?
そんな時はどうしたら良いか、一つのヒントをもらえた気がする。
第二次世界大戦後のイギリスのノスタルジックな雰囲気の映像美も素晴らしかった。
黒澤明監督のオリジナルバージョンも観たい。
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