蒼空

ある夜、彼女は明け方を想うの蒼空のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

このスピンオフは作らなくてもよかったかな
と思う。
ただ、旦那はん役の若葉竜也は相変わらずいい。

旦那はんは、もしかしたら
すごく無理して大人ぶっていたかもしれない。彼女が「自分は日本じゃなく海外のが向いてる」と聞けば、偶然ではなく会社に海外駐在願いと出していたと思う。
旦那さんが、怒っている様子はまるでDVのように怖かった。一回でも脅したらダメだ。でも、彼の心情は?彼女の笑顔を見たくて無理していたのに。笑顔で出発していたということは、頭を冷やして彼女を束縛するべきじゃないと思ったのだろう。
ベルトが出国検査で探知機で警告音がなるので気をつけて、と言ったらあとゴールドの指輪を抜いていたのは、同じ理由だろう。
でも、それだけで傷ついてつい夫のナンパを真似して大人ぶって年下くんをナンパする。
夫が帰ってくるまでの時間。
夫といる時と彼といる時は
雰囲気が違う。
どちらも彼女で、断片。

ドラマや映画で「海外留学」「転勤」「駐在」「長期出張」ものすごく特別で、当分帰って来ない設定にするのは昭和くさい。
今時、特に海外赴任はしょっちゅう日本に一時帰国するし、受験の都合なんかで家族が日本でも赴任先に遊び行くし、三年帰らないなんてのは到底ありえない。10年前でもメールもあるし。
子供がいない夫婦で奥さんが仕事してるから日本に残っても、ニューヨークなら、休みのたんび遊び行くだろうな。
だから、傷ついたまま日本に残っていたらまさに夫婦の危機。
屁理屈でも例えば、アメリカ赴任から急きょ、アジアの緊張高まる区域だとか南米の少し田舎とか、アイルランドの人里離れた島のベンチャーとか、一つの路線で2日がかりで日本に行く、みたいなら
面倒で行き来がなくなったで納得する。ニューヨークに旦那がいて行かない妻はいない。双方働き、優秀でお金もあるのだし。
三年のうち少しは行ける時間あったろうに。

その時間を年下の彼に費やしていて、夫は気づかないと思うのか?

そんな細かいことを突っ込みたぃなるので
続編は慎重に。
蒼空

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