このレビューはネタバレを含みます
音響設備の整った映画館で観れてよかった! 長回し、長セリフの応酬にやや眠くなってしまったが、途中からスクリーンのター(ケイト・ブランシェット)から目が離せなくなってしまう。
キャンセルカルチャーやLGBTQを扱った映画ともいえるのだろうが、ターという一人の人間の人生の大きな変化に立ち会うというところでは、全く意識しなかった。ターの性格から、起こって当然の問題ばかりだったから。
クライマックス、彼女の行動は清々しくもあり、とても納得がいくものだった。めちゃくちゃカタルシスある。原点であり、未来に向かうラストは人によっては随分解釈が異なるかもしれない。余韻がずっと残っている。冷たくて優しくて、逞しい女! 好きなタイプの主人公だった。また、会いたい。
アカデミー主演女優賞はケイト・ブランシェットが良かったんじゃないかな、、、。