大人になっても、いくつになっても、
人を好きになる。
側にいたい、触れたい、相手を想う。
そんな優しい作品。
今まで一生懸命に生きてきた
大人ならではの様々な事情もあって…。
それを深く語らなくても、
汲み取れる優しさを持っている方達。
伊豆の海辺の美しい街並み、
美味しいゴハン、
松重さん…。
ん?名前も同じ、ゴローさんやけども。笑
虚無蔵さんやゴローさんに
見えてしまうけど、
松重さんって、
こんなにカッコよかったっけ?
そんなシーンもありますね。
ラストのシーンも、おっ!となった。
芙美さん(小林聡美さん)が、
同僚のお2人(江口のりこさん、平岩紙さん)と
お喋りするシーン。間違いない安定感。
ナチュラルにお年を重ねてらっしゃる
小林聡美さんやからこその、
よりリアルで日常を感じるストーリー。
そこにほんのちょっとの
素敵な時間があって…。
誰にでもある感情。
何歳になっても恋をするということ。
うん。素敵なことやね。
お部屋である人のお写真に向かって、
少し語るシーンがあるのですが、
そのセリフに、グッときましたね。
「ちょっとだけ…。」←コレ。
泉谷さんや江口のりこさんの
クスッと笑ってしまうアドリブも楽しい。
ゆっくりと時間が流れている、
心地良く、優しい作品でしたね。