kalinda

ツユクサのkalindaのレビュー・感想・評価

ツユクサ(2022年製作の映画)
3.8
大人になっても、いくつになっても、
人を好きになる。
側にいたい、触れたい、相手を想う。

そんな優しい作品。

今まで一生懸命に生きてきた
大人ならではの様々な事情もあって…。
それを深く語らなくても、
汲み取れる優しさを持っている方達。

伊豆の海辺の美しい街並み、
美味しいゴハン、
松重さん…。

ん?名前も同じ、ゴローさんやけども。笑

虚無蔵さんやゴローさんに
見えてしまうけど、
松重さんって、
こんなにカッコよかったっけ?
そんなシーンもありますね。
ラストのシーンも、おっ!となった。

芙美さん(小林聡美さん)が、
同僚のお2人(江口のりこさん、平岩紙さん)と
お喋りするシーン。間違いない安定感。

ナチュラルにお年を重ねてらっしゃる
小林聡美さんやからこその、
よりリアルで日常を感じるストーリー。

そこにほんのちょっとの
素敵な時間があって…。
誰にでもある感情。
何歳になっても恋をするということ。
うん。素敵なことやね。

お部屋である人のお写真に向かって、
少し語るシーンがあるのですが、
そのセリフに、グッときましたね。
「ちょっとだけ…。」←コレ。

泉谷さんや江口のりこさんの
クスッと笑ってしまうアドリブも楽しい。

ゆっくりと時間が流れている、
心地良く、優しい作品でしたね。
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