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ケイコ 目を澄ませてのazuのレビュー・感想・評価

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)
3.2
岸井ゆきのさん
日アカ主演女優賞おめでとうございます!
最優秀賞だったことに異論ありません。
ボクシングも手話も習得して、役作り大変だったことでしょう。

ただ作品全体となるとあまり揺さぶられるものがなく、うーーんという感じ。
というのも、つい最近までろう者が主人公の「silent」や「星降る夜に」を見ていたためどうしても比較してしまって。

2021年の設定なのに筆談が多かったり、ケイコのことを取材にきた記者がメモに書いていたり、ガラケー使ってたり、えっいつの時代?と思うことが多々出てきて困惑。
会長の病状を延々とケイコに説明する奥さんをカメラがずっと映してるんだけど、ケイコに伝わってるのか伝わってないのかわからないし、音声アプリ使えよって何回思ったか。余計なところで気が散って作品に入り込めず…

弟との手話の会話をサイレント映画みたいな字幕で出すのも違和感。

ケイコが女友達とランチしていて、3人とも手話で話してるのにそこでは一切字幕が出ないし、何言ってるのか全然わからない😂あれはわざとですよね?雰囲気だけで内容読み取れってか。なんか手相見ながら結婚線がどうのって話してたっぽいけど。不親切すぎない?

あえてドキュメンタリー映画のようにしたかったのだと思いますが、あまりにも淡々としすぎていてnot for meでした。
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