ぺここ

X エックスのぺここのネタバレレビュー・内容・結末

X エックス(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ミア・ゴス演じるマキシーンの70’sガールっぷり!
眉うす、青いアイシャドウのメイクが印象的。
彼女なら本当に時代のイットガールになれたかもしれない。

(マキシーンが寝る時まで化粧を落とさないのは、女優魂か、薬でどうでもよくなるのか、そのまま寝てもお肌が荒れない若さを表してるのか、なんなのか…。
多分制作側の意図があるんだろうか。)

パール(これもミア・ゴス)とハワードのメイクが気持ち悪く作られていて、グロテスクに撮られているけれど、老人の性は目隠しされているだけでどこでも普通にあるでしょう。
老人が嫌がる若者に無理矢理にするんじゃなく、夫婦で命がけで営んでるので、むしろ仲が良くて羨ましいくらいです(笑)
腹いせに若者を殺すのは良くないけどさ。

若者たちは奔放なだけじゃなくて野心や才能を持っていることがわかるのがいいですね。
それだけに殺されるのが惜しいと思わされるのが70年代と違うかな。

なかでもRJとロレインの関係が一番興味深かった。
自分の作品とはいえ彼女がポルノに出演するのは傷つく男、RJ。
ポルノに新しい風を吹き込んでやるぜと意気込んでいるくせに、結局ポルノを見下しているのが露見しちゃう。
新しいものを作りたいのに、古臭い男の所有欲が捨てられない男。
ロレインとRJの価値観が逆転するのがいい。

パールはロレインのことを特別だと言った意味はなんだったのかな。
パールはロレインの撮影だけ目撃していないから清純派と勘違いしたとか?
また、マキシーンの聖なる介入って何なのか気になりました。
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