シガーandシュガー

きさらぎ駅のシガーandシュガーのネタバレレビュー・内容・結末

きさらぎ駅(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ネット怪談の「きさらぎ駅」は知っていたけれど、それを下敷きにしながらまた発展させた形の怪談。きさらぎ駅で感じる恐怖は、元ネタだと「頼れるものがない心細さ、永遠に一人というおそれ」なのかなと思ったけど、今作ではあまりそれがなくて、ゾンビというか得体のしれないものに襲われる「命の危険」がメインになっていて、それはそれで作品になっているのだけど元ネタとはちょっと趣が変わっているかな。

主人公の女子大生がかわいいのと、異世界での活躍、異世界から出られる瞬間の心模様が人間くさいこと、どれもいい感じだったので、仕掛け(もともと佐藤江梨子はうさんくさかった!ナイスキャスティング!)には「なんでだよ!」とツッコみました。
が、ラストは佐藤江梨子の姪が、佐藤江梨子の行為の報いを受ける感じなのかしらと興味深い。あの女子大生がどう行動するかが見たい!一人で戻ってくるのはホラーぽいけど、どちらも戻ってくる形が、あの女子大生には似合ってる気がする。
二人で「ドア」をくぐるのは無効なの…? にしても、ぜひとも彼女には現実世界に戻ってきてほしい。