現代の異世界ホラー。都市伝説。
「きさらぎ」という存在しない駅でおこった不可解なできごと。
民俗学を専攻しているという大学生が、卒論のために、その異世界から戻った女性の体験談を取材する。
その体験談が、一人称視点というおもしろさ。しっかりと語るので、これだけの話かと思ったら違った。
低予算なんだけど、ちゃんとビビったし、怖かった。チープな映像の感じもいい。「扉」という発想もチープだけど。なんか唐突だし。
おこることが、なんかむちゃくちゃで、説明されないし、解決もされない。スッキリしない怖さもある。
異世界への入口は、おもしろかった。あの電車に乗っていたヤツらは、ずっとループしているのか? そうだとしたらかわいそう。
都市伝説は人から聞くもの。そして確かめるもの。そしてそれが伝わっていくもの。