HomareKarusawa

カメの甲羅はあばら骨のHomareKarusawaのレビュー・感想・評価

カメの甲羅はあばら骨(2022年製作の映画)
2.0
「人間の骨格を動物に置き換えたら面白いよね」が原作の魅力なのに
モブキャラが全員、鼻が長い以外は普通の人間のゾウというデザインはなげやりすぎないか。
人間離れした骨格の人々がうじゃうじゃ暮らす社会での服や生活小物や食べ物や住居や物流がどうなるかについての考察がないんだよね。
理科や科学が好きな子供の好奇心をワシづかみにするような、想像をふくらませれるようなモブキャラや背景小物が欲しかった。

ストーリーについて。
キリン沢君が頑張るところまでは良いが、そこでネタ切れ。そこから先のスクールカーストのドラマが面白くない。
ジョック側の個別の心理には踏み込まないし、主人公は卑屈から脱せず「キモい」って言われ続けてる。スッキリしない。
(そう思う一方、主人公をそう簡単に底辺から抜けさせない脚本にガッツあるなと思ったりもした)
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