何かサイゾー記事で"男性が恐れるべきフェミニズム映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』の魅力"と紹介されたので見てきした。
スリラーとなっていましたが、そこまででもなく、どちらかというとSFなような気がしました。
オチとしては、割りかし普通だなぁ、と思いました。あえて、直接的描写は抑えて、「我々の」とか、あとでそういうこと?と思わされるあたりが、ミソなのか分かりません。
ただ、その思想の異常性などをもっと分かりやすくしてくれたほうが、モラ夫予備軍?である私にも反省材料になったのかなぁ、と。
あと、なんでしょうね、気になったのは夫の描かれ方ですね。これ、日本でも、どうも引きこもりっぽくヲタクな冴えない、社会的地位の低い男どものほうが、女性に対して偏見、差別意識が強くて、社会、女性個人にも害を与えるんじゃないかと思わてる節が、この映画やSNSでも見られるんですけど。
うーん、私は、内面は大差なく、社会的地位の高い人、社交的な人のほうが、立場上、社会、一個人への女性へ犯してきた罪は重いと思うんですけどね。いや、アメリカではインセル、非モテの過激化うんぬん言われるから、そんなことないんですかね?
私としては○○時代に戻ろうだの、今の若者は!?なんて思わないです。人の倫理、道徳、人権意識は若い人の方が高まっていると信じています。
ただ、あれこそ家父長制度の醜悪な象徴たるものだったと過去の全てを否定するようなキャンセルカルチャーみたいなノリは好きじゃないです。
彼女が真実に辿りつけたのは、ルールを犯したからこそっていう展開も創作とはいえ、やはり共感できないんですよね(それは、「天気の子」でも一緒なんですが)。