予告が多すぎる、長すぎる…いい加減見る前から疲れてしまった…
穏やかな冒頭なら寝てしまうかも…と心配したのですが、予想を上回る早いゴジラ登場に眠気は一度来ませんでした。
戦時中にしては血色が良かったり、そんな綺麗事言える状況かよと、ちらほら気になる部分は取り敢えず無視できたのですが、やはり神木と浜辺の関係性が引っかかりましたね…
悪夢にうなされる神木を止めて!と突き飛ばすのは正直、モヤッとしましたね。同情や哀れみ、食わせてもらってるなどの負債から、男女となるのは正しくはないんでしょうけど、うーん。
また、独り立ちしないと、と働き始めるのもなぁ、私なら都合良く利用するだけ利用して捨て去る気なのか?って思っちゃいます。勿論、ハッキリしない神木も神木なんですが。見てて凄いモヤモヤしましたね。
学者が、絶対とは言えないのは学者として正しい。ただ、勝率において6割を切りつつ、その作戦を遂行することは、どんな綺麗事並べても無謀な作戦のもとで死なせた戦争と変わらないですよね。まぁ、そこは物語上、勝率は結構あります、みたいな感じでは言えないですが。
臆病者(とは思わんけど)が命をかけれるようになったのが愛する者の存在やら生き延びてしまった事への贖罪ってのは、ちょっと説得力が足らないです。全体的に作りとしては粗い感じはしたんですけど、したんですけど、山崎貴監督の妙というのか、凄い涙腺刺激するんですよね。
伏線の貼り方からして、ある程度分かってても、やっぱりあのスローモーションのシーンはヤバかったですね。
もし反戦やら特攻へのアンチテーゼとして作ってるなら、全然なってないと思います。寧ろ、未来のためには命をかけなきゃいけないことがあるってのを再確認しましたね。結果が敗戦なら無駄死、結果が勝利なら英雄ってだけにしか思えないです。
ただ、私は別に反戦映画とは思わなかったし、モヤるカップルの話だけど、面白かったです。はい。