2023年41本目。
公開初日舞台挨拶にて。
生で見るブレンダン・フレイザーさん。
滲み出る良い人感に思わず涙した。
初めてブレンダンさんを観たのが再放送での「ジャングル・ジョージ」だったけど25年経った今も面影はあったし、色々大変なことがあったあとでもこうしてカリスマ性とオーラを兼ね備えていて改めてカッコいいなと思った。
映画に関してはまさかここまでグッとくる素晴らしい作品だとは思わなかった。
演者全員の演技が今年トップクラスに素晴らしかったのは言うまでもないけどベタな伏線回収や御涙頂戴が今作はむしろ良い方向に効いていて完全に喰らってしまった。
舞台挨拶にてブレンダンさんが「チャーリーのことはみんなすぐ好きになる」って言っていたけどチャーリーの目の奥の寂しさと優しさがその人の良さとセンシティブさを示していて「正直に生きる」という怖いことからその巨体を使って自分を隠していることが何よりも見ていて辛かった。
暴飲暴食のシーンも最初の方は「もうやめてくええチャーリー…」って感じだけど最後には「もう食にしか頼れないんだよな…食べたいならいっぱい食べな…」って何故か応援したくなるほど不憫だった。