まえじま

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーのまえじまのレビュー・感想・評価

3.2
2024年31本目。

40年経ってもビル・マーレイと笑いのツボが合わない。

前作「アフターライフ」はゴーストバスターズ・シリーズにしては珍しくバカ真面目でハロルド・ライミスの追悼映画としてとてもエモーショナルな映画になっていたが、今作は原点回帰でニューヨークでゴーストに立ち向かう話ということでとても楽しみにしていた。

しかし、この映画とても中途半端。オリジナルほどフザけてないし、前作ほど真面目でもない。だからこそ真面目にやろうとするシーンがあると前作の二番煎じ感が否めないし、急にふざけだすから全くついていけず笑えない。

あとやっぱりゴースト達を科学者達が科学でバスターするから良いのであって超能力はダメだろ…

前作でイゴン・スペングラーと初代ゴーストバスターズ達を出したんだから今作も出す必要なかったとさえ思う。フィービーの方が知識があるみたいだし、カメオ出演以上のストーリーへの貢献がなかった。おじいちゃんの意志を受け継いだスペングラー一家が事業を引き継ぐ、若い世代でもう一回リブートかのようにやり直せば良いのにと思った。

ジュラシック・ワールドがジュラシック・パークの続編にしてしまったために、何故あのような事故があったのに開発を続けるのか?と批判が沸いたように、ゴーストバスターズ・シリーズも30年間も幽霊達が出ていなかったとはいえ、急なゴースト達に全く怖さも無く、全く対策されていないニューヨーク市に腹が立ってしまった。

一周回って1番オリジナルにリスペクトを感じたのが2016年の女性版っていうこの先のゴーストバスターズ(続編作るのなら)にとても不安を感じさせる作品でした。
まえじま

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