JIZE

フォーリング・フォー・クリスマスのJIZEのレビュー・感想・評価

3.3
ホテル王のむすめで甘やかされっぱなしの女性がプロポーズされた直後にスキー事故で記憶喪失となりシングルファーザーとそのむすめの世話になる。まず主演のリンジー・ローハンの俳優復帰がなによりの最大の祝福で、クリスマスのシーズンに寄せた作品全体を通じるサプライズか。今年のネトフリ製ホリデー映画で、おそらくシーズンの開幕を飾るオリジナル長編の作品。一見"記憶喪失"という時代錯誤の設定と周囲との折り合いがあるあるのオンパレードで挿入され一歩危ぶめばお馬鹿系譜のジャンルへ足を突っ込みかけるが、ホリデー映画の精神性に乗じて観る者を全員"ハッピーにさせる"というジャンルならではの根底の使命感は、最後まで余すことなく大量に盛り込まれていたと思う。
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