1919年の作品とは思えないほど魅惑的で、古い映画だと多少は我慢がいる場合があるがこの映画にはそれがなくどちらかといえば新鮮ささえ感じる
怪奇サスペンスとしての造りやどんでん返しの構造は今日のお約束的ではあるが年代を踏まえるとこれが数多の作品の土台なんだなと
何故背景の美術が歪んだものなのかってのはそういう芸術表現であって映画的な効果は乏しいのではと予想してたがそんなことはなく、
定点のみの動かないカメラの中に立体的な縦横の奥行きが歪みのセットによって出来上がっていて驚く
カメラワークが可能な現代では見ることができない面白さだったぞw