このレビューはネタバレを含みます
ブッ飛んだ映画を観ました。
初めに書いておくけれど、この映画はIMAXとの親和性が非常に高いよ。気軽に生命活動の危機を感じられるのでオススメです。観れる環境があれば観といて損はなしです。
『ゲット・アウト』も『アス』も、ジョーダン・ピール作品はめちゃくちゃ好きなので今作も楽しみにしていましたが、期待を超える面白さで嬉しくなりました。
しかしまぁ怖いねぇ円盤。
円盤自体が怖いっていうより「空になにか居る！」って状況が怖いのかも。もしかしたら今も“それ”に見られているかもっていう。だからただなにもない空を映すカットですら怖くて身構えてしまう。
☁️
この映画は見る・見られるについての言及が非常に多い作品でしたね。“目は口ほどにものを言う”なんて言葉もあるくらいですが、実際目線ひとつで“敵意”や“信頼”、“憧れ”なんかも伝えられちゃうんだからあながち間違っちゃいないのかも。
“目”に見つめられることを渇望した、ある登場人物の顛末が印象的でした。
彼は妻もいて子供もいて、支えてくれるスタッフがいて、ショーをするってなったら楽しみに観に来てくれる観客がいる。のにも関わらず過去に囚われ、あのときの“目”を求めてしまった。
────彼は望み通り、真っ直ぐな目線で見つめられることになる。
おー怖ッ。。
🤜🤛
目が鍵になってくる映画の主役が“ダニエル・カルーヤ”なのは必然なのかもしれないわね。あの人の目は表情があって記憶に濃く残るので。監督は絶対彼の目に惚れ込んでる。
勝負服が『スコーピオン・キング』のスタッフパーカーなのいいよね。すごくいい、、。(語彙無)
主人公兄妹もカメラ狂おじさんもいいキャラしてたけど、親近感湧いたのはオカルト大好きディスカバリーチャンネル浸りのエンジェルですね。あのキャラほんま面白い。引き際も心得ていて生きることへの執念も強くて良い印象しかないです。
提案ですけど、パニック映画にはもれなく全部にあのキャラクターを出しません？格段に面白くなるので。
最近ではなかなかお目にかかれない、おもしろスペクタクルSF映画を観たいという方は是非！
観た後は空を凝視したくなるよ！！
