てつこてつ

NOPE/ノープのてつこてつのレビュー・感想・評価

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
3.5
何の予備知識も入れずに映画館で鑑賞。
自分がこれまで見てきたジョーダン・ピール監督作品の中では、「ゲットアウト」>「アス」>本作>>>「キャンディマン」って感じ。

乾いたカリフォルニアの砂漠地帯の独特の空気感がいい。所々に挟み込まれるフラッシュバックのチンパンジーの描写も不気味さを盛り上げる。

何よりも、クライマックスでこの手の作品では珍しく、白昼堂々と「襲撃者」との死闘を描く度胸が気持ちいい。「襲撃者」の容貌も一種独特で、美しさとオリジナリティがあっていい。白昼のシーンでもこういった描写が破綻しないのは、もちろん、VFXの技術の進化もあるだろうが、それでも、監督の力量を感じさせる。

ただ、何の考察サイトも見ていない自分にとっては、チンパンジーと「襲撃者」の関係、何故、馬は襲われないのか、また、クライマックスで、何故に馬は恐れてその場から逃げだそうとしないのか・・??など、色々と理解不足の点も多い。

これからゆっくり考察サイトでもチェックしてみよう。

電気屋の店員を演じた役者さんのキャラがいいね。

どうせ見るなら五臓六腑に響くような迫力の大音響を体験できるように映画館、もしくはIMAXで。
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