少林寺の掟を破り、その名を辱めた男を粛清する使命を帯びた男が、それぞれ集まった好漢と共に武術大会に出場する。
カンフー・アクションにスパイ・サスペンスを融合させ、復讐、裏切り、陰謀といった要素を間断なく展開させた故ブルース・リーの最高傑作アクション。
サモ・ハン・キンポーとジャッキーがブルース・リーと共演した奇跡的な一本 。
まず惜しいのがこの作品で全米デビューし、香港のスターから世界の大スターになった頃には、ブルース・リー本人は既にこの世を去っていたという事実…
単純に見るなら面白いと思います。
そして、人生を揺さぶる哲学要素がつまった映画。
ただ、ありえないシーンや下手な武芸が随所に見られ、その辺は自分的にはちょっとがっかりしました。
しかし、彗星のごとく現れて消えて逝った伝説のアクションスター、ブルース・リー。
とにかくカッコイイ。
この圧倒的な存在。
対峙した相手を恐いとは思わない、と言いながらも、自分が自分らしくいることの難しさをも語る。
自問しろ、相手が恐いのか?自分の力を疑い始めたのか?
だが、疑いもなく、恐れもないのなら、挑戦など何もない。
とも言う。
そしてそれを見事に体現してしまっているところが他の人間との違いだ。
1970年代だから古さはあるのは否めないが、ブルース・リーのド迫力演技と素早いアクションを未だ超えるアクションスターはいないとわかる。
ロープアクションが多い今の映画と比較すれば、あの肉体で魅せるクンフーはナチュラルな芸術だ。
いろんな格闘映画を観てきたけどリーは別格なんですよねえ。
彼の武芸は本物だと思ったし、未だにファンが絶えないのも分かる気がします。
お笑い芸人の格好のネタにされる今、このクールさは改めて見直すべきだ。
観終わった後、眠れる闘志が呼び起こされる。
Don't think...
Feeeeeeeeeeeeeeeel!!!!!
頭で考えるんじゃない、感じるんだ。
ホワタァ〜・・・プルプルプル・・・