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リボルバー・リリーのAmberのネタバレレビュー・内容・結末

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の音楽は既聴感をおぼえ、『リボルバー・リリー』の音楽か、いや違う、『リボルバー・リリー』の音楽は聴いたことがない。いやいや、予告をYou Tubeで観たかもしれない。その時に聴いたか。それとも他の映画か何かで聴いたことがあるのか。

また、関東大震災前後の映画だった。『福田村事件』や『風よ あらしよ 劇場版』もそうだった。かつて北が舞台の小説ばかりこのところ読んでいるな、と思いつつ、高橋克彦の『火怨』を読んでいたら、まさに『火怨』の巻頭の小説の舞台の地図の範囲で東日本大震災が起きたことがあった。私は読書でシンクロがよく起こるのだ。関東大震災前後が舞台の映画を偶然よく観るということは関東大地震の予兆ではないか。

先日観た『あの日のオルガン』は埼玉が舞台だった。『リボルバー・リリー』でも秩父、行田、浦和と埼玉が出てきた。

シシド・カフカは以前、ちょっとラジオを聴いたくらいで、顔はよく知らなかった。奈加役がシシド・カフカだった。加奈はあっても奈加は珍しい名前だが、本好きとしては直木賞作家の西條奈加を連想する。奈加のセリフだったか、どんな時に言ったか、観了した直後にレビューを一気に書き終えてしまわないと忘れてしまって嫌になるが、かいろうどうけつという言葉が気になった。調べると皆老同穴という言葉が出てきた。どういう時の言葉かわからないと、かいろうどうけつの意味を調べても、そういうことだったのか、とならず虚しい。

橋爪功と石橋蓮司はこの一年で観てきた映画にたびたび出てきた。日本映画に欠かせない二人ということか。橋爪功は亡くなったあとでも合成でか、新たな映画に出演しているほどだ。

羽村仁成と綾瀬はるかが敵に邪魔されながら目的地に行く場面は、『ジョン・ウイック:コンセクエンス』の決闘場に向かうジョン・ウイックが敵に邪魔され、ケインに助太刀されながら決闘場に向かうシーンを連想した。『リボルバー・リリー』でも奈加などに助太刀されながら目的地に向かっている。

行定勲監督の作品は最近では『きょうのできごと』を観た。関西弁による俳優陣の演技がそれぞれ魅力的だった。

2024年の映画鑑賞はこれで32本目。
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