みりお

アイ・アム まきもとのみりおのレビュー・感想・評価

アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)
4.5
すんんんんんんんばらしい作品✨
試写会という機会をいただけなければきっと観なかった作品だけど、本当に本当に本当にこの作品に出会えてよかった。
「今年イチかなぁ〜『コーダ あいのうた』を超えるかは悩むとこだけどいい勝負…」ってくらい、感動に押し潰されそうになりました。
エンディングになっても流れる涙が止まらず、会場を出ても涙が止まらず、トイレに避難したくらい😂

身寄りがないまま亡くなった方のお葬式をあげ、無縁墓地に埋葬する、小さな市役所の「おみおくり係」のまきもとさん。
ちょっと変わり者で、最初は関わっちゃいけない人に見える人。
けれどお話が進むにつれて、誠実で、まっすぐで、他人の人生にこれでもかと真剣に向き合えうことができるまきもとさんに、どんどん魅了されていきます。

いつも色んな人に怒られて、"自分らしさ"に自信が持てなくて、でもどうしたら人に怒られないかわからなくて、ビクビクしているまきもとさん。
そんな彼が、蕪木さんの人生を"まき"もどることで、"自分らしさ"を楽しむ余裕が出てくるのが、本当に嬉しくて!
お肉を炒めたフライパンから立ったままごはんを食べて、まさしく自分の人生を"作業"としてしか捉えていなかった彼が、座って食を楽しみ、趣味を見つけ、幼い子を慈しみ、人生を"謳歌"する様子は、抱きしめてあげたいほどの愛おしさです。

そして、ザ☆阿部サダヲ的なコメディを思わせる予告編とは、少し異なる方向へ進んでいくストーリーには、きっときっと涙が止まらなくなるはず。
「この世界のどこかにまきもとさんがいないかなぁ、会いたいなぁ」と、終わったあと思ってしまった☺️
察しが悪くて猪突猛進で、いつも人とすれ違っているように見えるのに、その心は常に"目の前の人"に向いているまきもとさんに、一人でも多くの人に出会ってほしい❣️
あぁ〜公開されたら絶対もう一回観る❣️

ちなみに今回はキャスト登壇試写会でしたが、仕事のトラブルで遅れてしまい、キャスト登壇はモニター鑑賞にーーーーー😭💔
ずーーっと好きな満島ひかりちゃんにようやく会えるタイミングだったのに…残念すぎた💦
でも舞台挨拶後に会場に滑り込ませてくれた主催者の方に、本当に感謝です🥹💓


【ストーリー】

とある市役所で、人知れず亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」として働く牧本壮(阿部サダヲ)。
空気が読めず人の話を聞かない彼は、故人を思うがあまり周囲を振り回すこともしばしばだった。
そんなある日、おみおくり係の廃止が決定する。
孤独に亡くなった老人・蕪木孝一郎(宇崎竜童)の葬儀が最後の仕事となった牧本は、故人の身寄りを探すために友人や知人を訪ね歩き、蕪木の娘・津森塔子(満島ひかり)のもとにたどり着く。
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