ナツミオ

野球部に花束をのナツミオのレビュー・感想・評価

野球部に花束を(2022年製作の映画)
3.7
WOWOW録画鑑賞

“令和よ、これが平成の怪物たちだ。”
〜クロマツテツロウ

原作未読。
野球を通じて結束し、全国大会へ出場する、お話ではありません。
弱小ではないが、強豪でもなく大半の高校球児たちが経験する、”野球部あるある“
を描いた青春コメディ。

人気コミックを映画化。醍醐虎汰朗が、先輩や監督に翻弄される1年生の高校球児を演じる青春コメディ。高校デビューしようとした元野球部員は、また野球をするはめになる。

2022年日本作品99分
監督・脚本 飯塚健
原作 クロマツテツロウ
(『野球部に花束を ~Knockin' On YAKYUBU's Door~』(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊))
音楽 海田庄吾
主題歌 電気グルーヴ
(「HOMEBASE」(C)macht inc.)
撮影 川島周
出演 醍醐虎汰朗 黒羽麻璃央 駒木根隆介 市川知宏 三浦健人 里崎智也 小沢仁志 髙嶋政宏 

(WOWOW番組内容より)
中学時代、野球部員だった黒田は、念願の高校デビューをしようと髪を茶色に染めて入学する。バラ色の高校生活を夢見ていたのもつかの間、野球部の見学に行った黒田は入部させられ、新入生歓迎の儀式で早々に坊主頭に逆戻りする。新入部員たちは練習以前にグラウンド整備や白線引きにすら怒鳴られる毎日。そして野球部のヒエラルキーの頂点には、どう見ても堅気に見えない外見で暴言を連発する鬼監督・原田が君臨していて……。

(WOWOW解説より)
“野球小僧漫画家”クロマツテツロウによる人気コミックを、「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」の飯塚健監督が実写映画化。高校の野球部ならではの“あるある”が次々に登場し、舞台となる三鷹東高校野球部の部員たちに、とても高校生には見えないメンバーが混ざっているのがユーモラス。“あるある”を解説するのは元プロ野球選手の里崎智也。先輩部員や、髙嶋政宏が演じる監督に翻弄される1年生部員・黒田役の醍醐ほか、部員たちの演技も楽しい。さらに小沢仁志のぜいたくな使い方にも思わず笑いを誘われる。

クロマツテツロウの同名漫画を「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」の飯塚健監督が映画化した青春コメディ。


「坊主一択」「連帯責任」
そして原田監督には「絶対服従」〜

観て浮かぶ言葉は、
 「時代錯誤」

自身の高校時代を振り返り
 「温故知新」

先輩がみんな大人に見え、全員、
“小沢仁志“ ⁇⁇⁇

強面にかなり笑えるが、自分の高校時代の部活の先輩たちも、こう見えてたかも⁈
 
高嶋政宏演じる原田監督のキャラも楽しい〜
堅気にはとても見えない鬼監督。
平成の時代なので、暴力シーンは控えめだが、暴力紛いのボディアタックや、強面の顔圧が強すぎて怖すぎる〜
昭和ならもっと、しばかれていたなぁ



監督・原作者のコメントが興味を引いたので引用(映画.comより抜粋)

【飯塚健(監督)】
“野球ではなく、「野球部」を撮りました。楽しいよりも苦しいを共にする、何でもかんでも連帯責任がモットーの、地獄の野球部です。
入部、大歓迎します。楽しいは、苦しいの先にしかありません。共に狂いましょう。
野球部へようこそ。“

【クロマツテツロウ(原作)】
“この作品を描いていた頃は、とにかく野球部時代の悲劇を全部ぶち撒けて、笑いに変えてやろう、その一心で原稿と向き合っていました。
完結して5年後―。
映画化が決まり、飯塚健監督の手により、丸坊主集団に再び命が吹き込まれました。
壮絶な撮影現場を見学させていただいて、思いました。
自分はなんて理不尽で無慈悲な原作を描いてしまったんだと…。役者さん、本当にごめんなさいと…。
この映画は、言うならば、私の苦しく辛かった野球人生の大団円です。
笑って泣いて楽しんでいただけたら幸いです。
令和よ、これが平成の怪物たちだ。”




【忘備録】ネタバレ無し
(キャスト)
・醍醐虎汰朗  黒田鉄平

・黒羽麻璃央  桧垣主圭

・駒木根隆介  市川知宏

・三浦健人   薫田敦人

・里崎智也(野球解説者)
野球部あるある解説者

・小沢仁志   高校球児

・高嶋政宏   原田誠
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