うめ

教育と愛国のうめのレビュー・感想・評価

教育と愛国(2022年製作の映画)
3.9
広島でサミットが開催された。
原爆資料館に長く滞在すれば、
実相がわかるとは思わない。
核保有国が集まって放棄する道筋も示さず、
核なき世界を、と言う虚しさ。
トドメはゼ大統領の外交テロ。
日韓トップ夫妻が初めて慰霊碑を訪れた以外は
策士たちにいいようにやられた印象の
お祭りだった。

だが、それより問題なのは、
国民が戦争と原爆と被爆者をめぐる歴史を
丁寧に教えられていないことである。

過去の反省に立つことを自虐と批判され、
隠されたりオブラートに包まれては、
僕らは何も知ることができない。
知らないということは、
また同じ過ちを犯す危険につながる。

すべてを詳らかにした上で
次に取るべき方策を考えるのに役立つから
歴史を学ぶ価値があるのではないか。

この国では学校で教えてくれないことが多すぎる。
うめ

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