2023年20本目。
池井戸作品っぽくない群像劇。
他の池井戸潤原作のドラマ/映画に比べて登場人物も少ない分、話がコンパクトでわかりやすく、スカッとしないスッキリしない終わり方もむしろ1番現実的で良かった。
池井戸潤作品といえば主人公をどんどん追い込んでいく癖が強すぎる悪役達(大体上司)、そして最終的にはスカッと撃退する様を描いていたけど今作は銀行ならではの魔が差してしまった人間たちを描いていてきちんとしたメッセージ性もあって映画やドラマらしい抑揚はなかったけど一つの作品としては面白かったと思う。
