長い映画でした。（少し飽きました）
多分意図的なものなんだろうけど、演出も編集も、そして演技も悉くぎこちなくて、私はそのリズムに最後まで乗れなかった。
キャスティングでは夏帆と井川遥がとても素敵。夏帆はその存在感。やたらリアリティがあって、他の登場人物が随分と過剰な芝居で騒ぎまわる中で逆に違和感を生み出すほど。でもバランス的に映画として不可欠だったよな、と。
井川遥は。これはもう顔貌（かおかたち）。映画の中の母子のやりとりを見続ける内に、のんと井川遥の顔がどんどん似てきて、ちょっとハッとした。いろんな方のレビューを拝見していてこれはあんまり出てこないけど、そう思いません？
あとは終盤のミー坊テレビデビューのとこ。いやいやいや、ミー坊に関わった皆の衆がテレビを前にニコニコする様を順繰りに、ベタベタと貼り付けていくあの演出は好きじゃない。というか大嫌い。
NHK朝ドラの最終回じゃないんですから。（見てないから知らんけど…）
