大阪十三ナナゲイで、『素顔の日常』『サーフクラブ』と併せての企画上映。この2作は複数回見ているのだけれど、イタリアの医学生留学譚は知らなかった。
見た後、とても素敵な感覚を共有できる。ナイーブ(能天気部分も多少あるかも)なヨーロッパの学生が留学先にガザを選んだことにまず驚く。なんらかのサジェスチョンがあったのでしょうか、まあ動機はなんでもよろしい。
実際現地入りしてからの彼の率直な感想(それはことばというより表情とか目の色とか)が衒いや気負いが最小限で、それでいてやたら説得力がある。
特に好きだからというわけではなくて、結果的に毎年年間100本位のドキュメンタリー映画を見るけれど、これほど気負いのない、結果的にメッセージの強い映画は珍しいかも。
私たちは、この医学生のように虚心坦懐、現実に向き合っていかなきゃね。
見ることができてとても幸せな映画でした。