天パ太郎

あしたのわたしへ 私の卒業 第3期の天パ太郎のレビュー・感想・評価

4.1
卒業を控えた高校三年生のクラスの話。
静岡の伊東で上京か、地元に残るかなど、さまざまな葛藤を描きつつ、卒業を迎えていく。
私の卒業プロジェクトという若手俳優たちの育成プロジェクト第三弾。


若手女優たち観たさに鑑賞。


正直言って全く期待してなかったのだが、不意をつかれた感じ。
良い!いや、すごい。

70分程度の短い映画だけれど、一人ひとりののクラスメイトを描きつつ、ちゃんと伏線を回収していくシナリオ。

演技経験が乏しい俳優たちを使いつつも、ワークショップを通して、きちんと演技ができるようになっていた。
感情表現が難しそうな映画なのに、よく対応できてた。

後は伊東温泉の景色がとても綺麗。
普通に行きたくなった。


そんなに予算もないだろうけど、
その分を時間を使って良い作品に仕上げたんだなというのが分かる映画。
こういう映画が作ってみたいよなぁと思わせる映画だった。

印象に残ったのは、こんなところ。
・永井彩加
主演。スイッチの切れる場所での表情の切り替えがすごい。
本当に別人かと思う表情していた。
ちゃんと政治家の娘という役になっていた。

・片田陽依
美大志望のお嬢様役。事務所のプロフィールに書いてあるように作曲ができるらしく、そういう芸術肌役がハマってた。
エンドロールにも音楽監督としても名前が入っていたような。

・足川結珠
地元に残る幼馴染役。
最後の涙の演技が良かった。

・菅田愛貴
端役のダンス部員役。ときめき宣伝部だけあって、一人だけ輝くダンス笑。
可愛い。演技はまだまだ。


全体的に褒めるところばかりなんだが、最後の演技のやり方はもう少しあったよなぁとは思った。


・3/18上映前舞台挨拶
上映前なので、内容がないのはよくある話だが、いつにも増して内容が無い笑。

新人な上に、マスコミない回なので、もうグダグダ笑。

強いて言えば、こんなところ
・太陽を見て欲しい。
太陽の入り待ちや出待ちして撮ったので。

・漁港の抜けありなし
地方の窮屈さを表現


YouTubeの第一弾や二弾も観てみようと思った次第です。
天パ太郎

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