天パ太郎

ゴジラ-1.0の天パ太郎のレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
5.0
戦後間もない日本にゴジラが上陸。
復興しつつあった銀座が瓦礫の山と化す。
米国がソ連との対立を恐れ軍事行動を控える中、戦争を生き残った人々が民間の力を結集して、ゴジラに挑む。


神木隆之介と浜辺美波のらんまんコンビが、東宝の代表作たるゴジラシリーズに出演ということで鑑賞。


山崎貴監督と言えば、なんかノスタルジーなVFXイメージ。
『アルキメデスの大戦』とか浜辺美波見たさで観たが、正直うーんという感じではあった。

それがゴジラになって、そんな面白いかね?と半信半疑で観に行った訳ですが…
素晴らしいの一言ですね。
山崎貴監督が小さい頃から作りたいという想いがふんだんにこもっている。


良くも悪くも日本版アルマゲドンという感じなんすが、
お得意の戦後間もない復興の世界観が良く描けているし、
その人間ドラマも素晴らしい。
キャラも立っていて、それぞれの演者ががっちりハマってる。

俳優陣の演技も圧巻で、自分が死ぬ、周りの人が死ぬという命がかかった極限状態が再現されていた。
特に銀座の神木くんは凄かった。

蔵之介さんのゴジラ定番の「やったか?」がハマり過ぎて…笑。

吉岡さんや、山田裕貴氏、安藤サクラさんなどやっぱりうまいなーと。

結果として隣の若い女性が終始泣いておりました。が、よく分かる。


こういう日本のノスタルジーと、ゴジラのあいまった映画観たかったーと思った一作でした。
東宝もここまで拘ったからこその映画という感じ。



11/3上映後初日舞台挨拶

・ゴジラの手のひらは下向き、シン・ゴジラは神なので上向き、今回は中間なので横向き
・秘密にするため、最初はno.30という台本が配られた。その後もGという名前。
・山田裕貴は初期のインタビューで役名しか言えずにとても困った
・ゴジラの音声を収録するために、千葉ロッテマリンスタジアムを貸切、音声を流して収録
・浜辺美波は子役に全然懐かれなくて、愛犬も連れてったけど、愛犬にしか懐いていなかった(神木くん一言、よく分かってると)
・青木氏は初日撮影が神木くんを殴るシーンで、感情を作るのが大変だった。ワンカットごとに終わったあと、神木くんを抱きしめていた
・11/3はゴジラの誕生日でもありつつ、青木氏の愛犬・おこげ、安藤サクラ氏の義父・柄本明の誕生日でもある
・笠井アナウンサーもアナウンサー役、爆風を受ける甲板員役で出演
・山崎貴監督はずっとゴジラを撮りたくて、撮るのも楽しくて、終わった今、楽しいより寂しい感情とのこと。
・神木くんも映画が大作なので、かなり不安の方が大きい。
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