砥上裕將による同名小説を『ちはやふる』3部作で知られる小泉徳宏監督が、横浜流星と清原果耶を主演に迎えて映像化
水墨画を題材に描き出す2人の若者の成長譚となっています
『ちはやふる』3部作は好きだったことと推し女優である清原果耶が出演しているので観てみましたが、残念ながら私にはハマらなかったです
作為的な物語運びに対し強く違和感を抱いてしまい、結構冒頭のあたりで「これ自分ダメかも」と思ってしまいました
特に興味を引く展開もなく、かなりベタな出来事ばかり起きるので、今作にしかないオリジナリティを全く感じられない
辛い過去を抱え、立ち止まってしまった青年のキャラクター像もありふれた物で退屈でした(大学生要素がほぼ活かされてないのはどうなのか?)
私が1番頭を抱えたのは終盤で主人公の友人が彼を説教する場面なのですが、その場面は演出も台詞も酷くて、遂に頭が痛くなってしいました(怒りでブルブル震える演出、友人の急に気取った喋り方、目を合わせずに会話し続ける奇妙さ)
今作に10代の頃出会っていたら響くものがあったかもしれませんが、今の私の琴線には触れませんでした