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非常宣言のhrmのレビュー・感想・評価

非常宣言(2020年製作の映画)
3.8
何度か目にしたはずの予告や映画評の記憶は忘却の彼方。
ビジュアルイメージから純粋なパニック映画を想像していたら、他の要素もいい塩梅に入っており満足。
ハリウッド映画や邦画でやりがちな、ラブストーリーみの介入がなかったのも良き(そこ要る?って映画が結構ある。半端に入れ込むなら無い方が良い)。

ばきっとした映像が来るかと思いきや、フィルム時代の邦画みたいな、柔らかめ、粗めの画質。
序盤、光を映すような撮り方に「?」と思ったけれど、すぐその意味が解った(カラーグレーディングは置いといて、どういう機材を使うとこういう映像になるのか?最近とても気になっている)。
後半は黒が強めのシーンも多くて、割とばきってしていて想像通り。

ラストひとつ手前の、現実か非現実かわからないシーンの曖昧な雰囲気が好き。

今日の劇場は空調の音が少し大きいけど、今日ばかりは全く気にならず。
演出の一部のようでした。

やっぱり、観ながら「今の邦画やハリウッド映画でこれを作れるか?」という考えが浮かびました。
答えは「否」。
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