映画の歴史。誕生編。
1890年代に映画が生まれてから、グリフィスまでの映画の紹介。
映画史の授業で習うようなものから雑学的なものまで幅広くて見やすい。
思いの外好きな作品が多くてテンション上がった。もちろん知らないやつもいっぱいあったので新鮮さもあり良い塩梅。
★紹介されてた人とか作品(好きなやつ)
北欧勢。のちに渡米。
ベンヤミン・クリステンセン…「魔女」。当時から大絶賛だったらしい。
シェストレム。自然主義。「霊魂の不滅」
マレーネ・ディートリッヒ。上海特急での格子越しのショット。
グリフィスと撮影技師ビッツァー。レンズをハードエッジではなく、あえて縁を覆い輪郭を暗くした。高級感が出るらしい。
イントレランスの複数の話を交互に描くカット編集。気球を使った空中からのカット。
★気になった作品や人
史上初の映画スター、フローレンス・ローレンス。薬物、名声、悲劇。プロデューサーのデマが雑すぎて笑う。「死んだ」「観客に脱がされた」
「アメリカ消防夫の生活」
オーストラリアの初の長編映画(名前が紹介されなかった)
「スコウマン」の崖から落ちるシーンの向きのミス。
ロイス・ウェバー…「サスペンス」での見下ろしの視点ショットと分割スクリーン。
マリオン脚本の「風」
「國民の創生」の再創生版
「路上の霊魂」二つの物語を最後に繋げる手法。