てぃあら

ザリガニの鳴くところのてぃあらのネタバレレビュー・内容・結末

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

かなり好きな方の映画。
主人公カイアの、人を信じない、自然の中で生き抜く力がすごい。
テイトは裏切るだろうとは思っていたけど、帰ってくるとは思わなかった!好きだったんだねえ。
チェイスの最初からいけすかない演技上手だったーマジで一目見た時からずっとやなやつ!言葉の端々にカイアへの侮辱と男尊女卑を感じるのに、寂しいとか孤独とか口に出して甘える言葉でごまかして、あげくにあのセックスと暴力…最低でしかないけど、孤独よりは話す人がいる方がマシというカイアの気持ちもわかるし、あんな風に人と一緒にいることもよくあること。

そして事件は起こり、生き抜くために勝訴を勝ち取って、戻ってきたテイトと幸せな人生を送ったカイア。
邪魔なものを排除しただけ。

最後テイトは何を思っただろう。寄り添い、生涯を共にした彼女が実は人を殺していたことを知って。
信じていた心の揺らぎか、自然界の淘汰と見るか。

プライドを傷つけられたチェイスの執着心は本当に酷かったので、あそこでやらないときっとやられていたけれど、それをテイトは分かってくれるかな。

そしてお父さんは誰も行方を気にしてなかったけど、どこかで行き倒れたのだろう。
てぃあら

てぃあら