てぃあら

Winnyのてぃあらのネタバレレビュー・内容・結末

Winny(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

winnyは大学生の時に話題になって、いろいろダウンロード出来ると聞いていたけど私はMacユーザーだったので使ったことがなかった。
フォロワーの何人かが面白そうなコメントをしていたので見てみた。
正直、制作者が逮捕された、くらいしか予備知識がない中で見てしまったが、金子氏の純粋なプログラミングへの興味と熱意、そして弁護団の日本の未来に賭ける情熱、警察の劣悪さを感じる映画だった。
弁護士が全員そんなに善人ではないことも、警察が全員そんなに悪い人だらけではないことも知ってはいる。
それでも、この事件に関しては日本のシステム開発や発展において、多大な損害を与えたのは間違いないと思う。
ああやって書き写して誓約書を書かせたり、協力すると思ってサインしてくれとか言ったりするの、本当に起きたことなのかな。今は改善されているのかな。裏金と文書偽造の件は解決したのかどうかわからなかったけど、赤信号を全員で当たり前の顔して渡る組織なんだなっていう印象はやっぱり持ったよね。

最後に出てくる吉田羊の悲しそうな顔。
長い間連絡も取れず接見禁止で、やっと無罪を勝ち取っても半年しか大好きなプログラミングができず無念の死を遂げた弟。
何を恨みどこに気持ちをぶつけたらいいんだろうね。悲しすぎるわ。
てぃあら

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