ぶちょおファンク

ザリガニの鳴くところのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★2 終盤★2.5

見どころ
◯少しずつ明かされて行くカイアの今までの生き方、そして事件の経緯…。

気になる点
●カイアが幼い頃から“独り”で暮らすまでの過程、
“殺人の容疑者”としても説得力はなく、
“設定の面白さ”は感じるがそこまで物語にノれない。

☆総評
“湿地の娘”と忌み嫌いある種“差別”したり色眼鏡で見るのはダメですよぉ〜…かと思ってたら、
結局“生存”するための戦略が成功し、まんまと騙された可能性が高い(被害者の決定的な事故(故意)場面は描かれない)のでなんとも後味は苦い。
ただ動植物において“擬態、擬傷”等で“騙”したり生きるために“殺”したりするのは普通のことではある…。

もう少し検察側がカイアを犯人として追い詰める要素が欲しく、あの雑すぎる憶測と状況証拠で有罪に持って行くのは無謀すぎるし、けどあの程度で有罪になることへの怖さ、それは昔から“湿地の娘”の噂話をしていた陪審員によるジャッジというのもあり、
その辺で判決がどちらに転ぶのかはとても興味深く見入る面白さがあった。


2023年91本目(+短編12本)