ゲイの水球チーム「シャイニー・シュリンプス」は東京での国際大会に出場することになる。旅費節約の為ロシアでトランジットするのだが、時間を間違え24時間後の出発となりメンバーたちは一泊する。ゲイ差別のある国なので外出禁止としたが、メンバーたちは.....。
▶︎前作『シャイニー・シュリンプス！愉快で愛しい仲間たち』の続編。前作がサブタイトル通り愉快で愛しい仲間たちのコメディだったのに、今作はコメディ度は低めで騒動はあるものの期待値が高かった分腑に落ちないものはあった。是非前作を観てからの鑑賞をお薦めする。
メンバーそれぞれの恋愛模様もあるが、異国の同性愛差別が行き過ぎた社会をメンバーたちはどう切り抜けるかがメインで、ゲイ差別へのメッセージ性が強くなっている。
そのメッセージは理解した上で前作は楽しんでいるのに、差別を前面に出す程理解が進んでいないのかと思わされた。
前作を観た者には分かる助っ人の登場やパフォーマンスの意味、スカジャンのデザイン等にニヤけるシーンもそれなりに用意されている。
オープニングのパフォーマンスには度肝を抜かれ“シャイニー・シュリンプス”の続編を讃える気持ちが再燃したが、今作そのものがどうかと言われれば多少のつまらなさは否めない出来かと思った。
