ホワイト・ホット　アバクロンビー＆フィッチの盛衰の矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

　「アバクロ」という名前だけは聞いたことがあったものの、こんなトチ狂ったブランドだとは知らなかった。店員が半裸て。

　「服を売って大儲けしたけど、広告じゃ誰もその服を着ていなかった」とのたまう元店員に笑った。実際、本作ではほとんど誰も商品つまり「服」そのものの話をしない。
　人種差別や容貌のランク付けはもちろん糾弾されてしかるべき行為だが、いろいろあって「更生」した後の当たりさわりのないラインナップを見ていると、これでは存在意義が無いに等しいなと思ってしまった。