イーサン・ホーク×ユアン・マクレガー主演。
異母兄弟のレイモンドとレイは父の死をきっかけに再会するが…。
二人の会話から、二人の父親は二人にとって最悪だけど、他人や異性にとっては最高の父親。
そんな父を葬るために二人で旅にでるロードムービー。
目的地に着くまでに二人の会話がメインで物語は進行していき、だんだんと二人の性格が全然違う事がわかったりと何かと引き込まれていく。
生前の父親の様子に呆れるのか受け止めるのかは性格次第。
最後に残した父の言葉『人生は最高の旅だった』というセリフが胸に響く。
父親との思い出があまりなくても血の繋がりによって紡がれていた関係ってなんだか素敵だったし、複雑な親子関係が描かれていたり、生前に言いたくても言えなかった言葉があったり、生きる事は様々な出来事や感情を伴っていく事なんだなと感じた。
怒りや憎しみ、哀愁、様々な感情をこの作品で表現した演技力がとても素晴らしいヒューマンドラマだった。
