主人公・マノン演じるナタリア・オシポアの、繊細でありながらもダイナミックなバレエはとても魅力に溢れていた。
YouTubeでバレエを検索すると、必ずといっていいぐらいナタリア・オシポアが登場し、彼女の『ジゼル』などの一場面も観ることができる。
そんな人気があり、バレエに定評のあるナタリア・オシポアを観ることができたのも良かった。
マノンの恋人演じるリース・クラークは190センチ近い長身イケメン・ダンサーで、背が高いのでリフトもダイナミックで、その素晴らしさに圧倒された。
俳優さんが演じているのかと思うぐらい素敵なダンサーだ。
貧しい恋人との生活か、富豪との生活か、常に板挟みにあるマノンの快楽と苦悩が描かれ、全3幕の作品であるが、1幕ごとに違う様子が描かれていて飽きないし、マノンの兄レスコーの愛人を演じたマヤラ・マグリや、衣裳がとにかく華やかで美しい。
また1つ、古典作品に触れることができたのも良かった。