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ウォーリーのyuuuumiのレビュー・感想・評価

ウォーリー(2008年製作の映画)
4.0
『ファインディング・ニモ』のアンドリュー・スタントンが監督を務め、アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した作品。

ウォーリーの動く時の音がとても心地良いなと思いながら、どことなく不穏な音楽が流れ、荒廃した街を一人で過ごす日常の姿が映し出されていく…。

ピクサーは面白い作品を作るなと感心した。
主人公がロボットなのでセリフがほぼないのに、こんなにも面白い作品にしてしまう。
セリフは人間が登場した時と、『ウォーリー』、『イヴ』だけであるが、身振りや手振りだけで感情が伝わってくるのがすごい。

謎のロボットであるイヴとの出会い、一人と一匹の日常から二人と一匹の日常になり、新たな日常が描かれていく展開になるのだが、普通にあるガラクタでこんなに楽しめる二人に癒された。

イヴの極秘作戦が、地球を守るための重要な任務であったり、ゴミだらけの廃墟になってしまう地球を憂える描写は他人事ではないと感じた。

ロボットでありながら大切な何かを守るという気持ちにとても共感できたし、ロボットたちが可愛い作品でもあった。
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