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デューン 砂の惑星PART2のyuuuumiのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.8
前作で、闇に包まれていた欠片が集まって、形となって現れた今作。
相変わらず壮大なスケールで描かれていて、砂漠の映像が画面いっぱいに映し出され、静と動の展開が圧巻だった。

惑星という未知の場所に存在する砂を、溜め息のでるぐらい美しい風景としてそこにある物として描きだし、前作では死の象徴だと思っていた砂虫を自在に操るという進化があったのも素晴らしい。

フェイド=ラウサ演じるオースティン・バトラーの登場をとても楽しみにしていたのもあり、登場した瞬間はその姿に驚きもあったがとても素敵だし、フェイドという人物像を登場とともに描いたことは、彼という人格を知ることにもなる重要なシーンであったとも感じ、ティモシー・シャラメ演じるポールとの、光と影のような存在として描き出されていたことがまた良かった。

フェイドはヴィランであるが、ポールとは正反対の生まれ育った環境がきっと彼をこのような人格にさせ、恐怖こそが正しい事みたいなルーツを持っていたんだろうと思う。

レベッカ・ファーガソンの神秘に包まれた姿も素敵だし、登場人物たちがとても魅力的で、今作もとても良かった。
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