80点。面白かった！ヨーロッパ企画の低予算時間SFモノ。2分のタイムループを延々と繰り返す。ご都合アイテムやご都合展開は相変わらずはあるものの、エモーションの面でもとても良くできてる脚本。『ドロステのはてで僕ら』が面白かった人にはぜひ勧めたい。
そして、よくよく考えると、時間芸術である映画の特性をうまく使っていることに感心する。映画というのが「映像と映像をつないで、場所を時間をコントロールしながら物語を語るもの」だとしたら、まさに2分ちょうどの1カット長回しを複数つむいでいくことで進む今作は、歴史に残る芸術だと思う。
