さるやん

ジェントルマンのさるやんのレビュー・感想・評価

ジェントルマン(2021年製作の映画)
3.6
こんにちは、さるやんです。
皆さん、映画を見たり、小説を読んだりしているときにあらすじの先を考えて見たり、読んだりしてますか?

わりと推理小説や推理ドラマが好きで、犯人がだれか?や、どのような結末になるのかついつい考えながら見てしまいます。

今作は探偵を営む男がある女性から元カレの、元から愛犬を連れ戻す簡単なお仕事だったはずが誘拐事件に巻き込まれその重要参考人にされてしまい、仲間の力を借りて真相に迫っていく!
というのが、大まかなあらすじではありますが、
そこから一筋縄ではいかないストーリー

これはチェ・ジフンという役者の特性を十分に理解して作られたサスペンスであります。

『神と共に』では飄々とした風貌ながら壮絶な過去をもったキャラクターを、
『黒金星のと呼ばれた男』では個人の利益をもくろむ北朝鮮の国家保安部部長役を、
そして、『暗数殺人』では得体のしれない言動で刑事を翻弄する殺人犯役を演じています。

このようにイケメン俳優でありながら曲の強い役もなんなくこなす俳優さんであり、眼力の強さからもすぐに覚えてしまう風貌で、今回情けない興信所の所長という役から途中、入院している検事の肩書を借りたりと、段々とダンディあり、じつは正体がわからない役を見事に演じています。

チェ・ジフンの変化を楽しむのこともできる映画であります。

とあることで、タッグを組むことになった通称"監察部のイカれ女”ことキム・ファジン検事を演じたチェ・ソンウンさんがデビューしたての中森明菜に似ててどストライクでありました。
素敵な女性が出てる映画はそれだけで素晴らしいですね。

また、最強の悪役を演じるパク・ソンウンが微塵も同情の、余地がないくらい嫌な役なので、どんなふうにやられるのかも楽しみでした。
いやー悪役はほんとに嫌なヤツのほうかメリハリあって楽しいですね。

話的には二転三転するのでわかりにくいところもありますが、
チェ・ジフンを手助けするチームが優秀で、スーパーハッカーやら、車を猛ダッシュで早足で追いかけるチェイスやらミッションインポッシブル的な部分と良かったと思います。

そして、今回の影の主人公はワンコ。
めっちゃチェ・ジフンをべろべろ舐め回すワンコで、本当に可愛いです。

ということで、アイコン、知り合いのビションフリーゼに舐め回されてるさるやんをアップしました。
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