変態だああああ。日用品で魅せる変態。ギョッとする目線。重ねられまくる展開。今年のベスト10に残りそうな大傑作。最初聞いた時は「氷の微笑」的な？と思ったけど、これは「めまい」な気がする。まじめな刑事、高所、徹底できない嘘つき。あの歪さ。変態。そう、氷の微笑もめまいも大好きな映画。だから本作も大大大大好き〜〜〜〜。歯磨き、ハンドクリーム、リプクリーム、日用品の使い方がほんと異常。あの冒頭のある視点でのショットも異常。張り込みしているといつの間にか、彼女の横にいる、というのももう異常なショット。心境を映像化してしまうのが映画とはいえ、ここまでやられると参る。恐れ入りました。
JSAとかお嬢さんとかパクチャヌクって異文化交流みたいなのが好きなのかな。言語の壁とか何か壁をどう崩していくか、どう使うかというこだわりがあるような気もする。
冒頭も冒頭のプリペイドカードがどうこうとかあたりのくだり、深い意味があったのだろうか。本題に入るまでの間の話が少し謎めいて終わった。
