良かった、良かったけど、暗い…
予告編とあらすじから、もちろん暗いと覚悟してたし、昔観たパク・チャヌク監督の『オールド・ボーイ』は、しばらく脳から離れないくらい衝撃を受けたから。
けど、暗過ぎるでしょ…
でも、映画としては良かった。中年男の妄想と現実がシンクロした映像表現は、最初、えっ!?ってなるけど、癖になる。
あと、意外なアングルからのシーンも映画的で楽しめると思います。
謎の女の心情が謎過ぎるし、そんなに美人という訳でもないんだけど、とにかく気になって、どんどん深みにハマっていく。
男のその心境に途中からシンクロしていって、終盤は心が苦しいくらいに没入してしまいました。
そういう意味では、満点といっても良いかも。けど、自分には擬似体験がキツすぎて、この点数です。
観終わった後の余韻を引きずるという意味では、今まで観た作品で一番かも。
『オールド・ボーイ』を観終わった後は、この監督の作品は二度と観ないだろうと思ってましたが、他の過去作も掘ってみたいと思いました。