このレビューはネタバレを含みます
今年2本目の汚物系映画。
中盤の某シーンは。バビロンがマシに見えるレベルの汚なさ。まさに地獄絵図。
それまでは煌びやかなドレスに身を包んでいたマダムが下着姿でのたうち回り、吐瀉物に塗れ苦しむ姿は、滑稽を超えてもはや哀れで見てられなかった。ある種の共感性羞恥を覚えてしんどかった…。
ストーリーは、予想より面白かった。後味が悪いというより、意地の悪い映画という印象。
アビゲイルは最後欲が出てしまったけど、彼女の気持ちも少しわかる。
やっとヒエラルキーの頂点に立てたのに、その地位を失ってしまうのは、耐え難いことだろう。
ラストは、ヤヤは殺されてしまったと思う。
彼女の「善意」が決定打になったんじゃないかなと。
島に流れ着いてチーム感が出てきたメンズ組に少し愛着が湧いてきたけど、ロバに酷い仕打ちをしたので帳消しです。