このレビューはネタバレを含みます
ルーマニアのトランシルバニア地方で繰り広げれる移民差別の映画。
ドイツで解雇されたマティアスが帰郷して、家族の元に帰る。しかし、妻との関係は破綻し,子どもにはナヨナヨしているとしてスパルタ教育し、浮気を繰り返している。
一方で、浮気相手が勤めるパン工場でスリランカ人労働者を雇ったことで、住民が反対運動することに。
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観たけど、映像が暗くて、字幕が見づらいのと、場面の把握がしづらかった。
夜のシーンっとか、真っ暗なんじゃないかくらい見えなかった。
いきなりネタバレだけど、ラストのマティアスの愛人は熊に殺されたという認識であっているのかな?マジで画面が暗すぎて、何だか分からなかった。
長丁場のスリランカ人労働者をパン工場で雇うかの集会の長回しとかは、リアリティーがあって、ドキュメンタリーさながらぽかった。
マティアスが多数決で工場側に手を挙げて、何か意見があるのかと質疑応答の挙手と間違えられたのは面白かった。
「コイツは絶対移民反対だ!」と周囲から思われている。
本当は愛人にいい顔を見せたいだけで、工場側にすり寄っているのに。
フランス人の人権活動家みたいのも、集会で、綺麗な言葉ばかり並べて頼りなくて、マティアスの愛人と関係を持っている感じで、コイツ何して来ているんだ状態だった。
暗くて重たいストーリーのはずなのに、そこまでどんよりとした気持ちには不思議とならなかった。