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少年ふたりとも美しすぎて、それだけでくぎづけ。
少年のシロウトっぽい演技がおフランス映画っぽく、どうやって演技指導したのか監督のインタビュー読んだ。なるほど、脚本1回しか読ませてないのね。
13歳にしてたいした脚本読解力。
レミが泣いてくってかかってケンカする演技、レオが包帯まかれながらポロポロ涙流す演技はすばらしかった。ポロポロ涙ひと粒ずつきっちり照明が当たっている。もしやCG足したんか?と疑ってしまう。
いったいどうやってあんな上手く泣かせたんだろう。
ふたりが仲良しの時の春夏の色彩と、不穏な空気で秋冬の色彩が、計算されている。お花畑もそれ見せたくてロケ地にしたのだろう。
たしかに胸が張り裂けそうな、ガラスのローティーン、恋なのか友情なのかもわからない危うい少年のストーリー。
だが、それを演技しているふたりの子役は、ピュアでも幼くもなく、オーディション勝ち抜いて映画で主演はってますというプロ意識がきっちり見えた。
特にレオは、もう目つきが完全にプロだった。
不安定なカメラワーク、何やってるか状況説明せず、表情だけをつないでいる編集が、この映画にはぴったりだが、監督、陶酔しすぎのような気もした。