トリとロキタのまのんのレビュー・感想・評価

気分が底まで落ちた。苦しいし辛いし悲しいしやるせないし落ち込む。物語の映画というよりはドキュメンタリーを見ているような感じ。
こういう現実があることを知らずにいられるのも、知っているようで目を背けているのも、知っていて何もしないのも、何かをしたいと思いつつ何もできないのも、すべては自分が特権的な立場にいるから。ビザやお金をちらつかせることで文句を言わせず、トリとロキタを搾取し続ける人たち。この力関係はどうしたらいいんだろう。

"どうしてビザが出ないの？
ー僕らが邪魔だから"