消防士ゴードン・ブルーアーとその妻子に突如降りかかる悲劇。やがて始まる男の復讐、という話。
アクションはもちろん、演技で魅せるシュワちゃんにも注目、な作品。コメディ路線なしの、なんともシリアスなストーリー。突如起こるテロやそこで出てしまう被害者、犠牲者の存在など、これは現実にもある問題なだけになかなかシビア。そこにCIA、国際情勢なども関わってきつつ、また登場人物の思惑なども絡むサスペンスフルな内容。展開としてはもちろん現実的に考えてしまうとあれだけど、シュワちゃん奮闘映画としてシンプルに楽しめるし、そんな中でも意外や意外グッとくるものがある気がする。そんで初めて見た時はどんでん返しの部分でわりと「してやられた」記憶。そう来るかと。シュワちゃんお得意のドンパチ、ではないアクションと、要所要所での主人公の職業や経歴を活かした流れというのもグッド。まぁ久しぶりに見て、結末も知ってるし、今作に於いて初見の楽しさを二回目以降で味わうのはちと難しいかな。他の作品でシュワちゃんを気に入った人にはとりあえずオススメしときたい、そんな一本。
ちなみに今作は内容的にすでにそうなんだけど、公開直前に「9.11同時多発テロ」が実際に起きてしまってそれに関連するシーンを修正せざるを得なくなったんだとか。てなわけで本当はもっとどっしり重たくて暗い作品になってたのかもねー、わからんけど。
